私たちの考え方

想……中村吉伸

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四国88ヵ寺の話

以前、四国の88ヵ寺1,600kmを実弟(中村喜四郎)とふたりでお遍路さんをしました。そこでは歩く人ばかりでなく、88のお寺さん、お接待の地元の人々、地元の子供たちですら、みんなが喜んでお遍路さんにさまざまな形で参加しています。年輪を経ても、関連するすべてのかたがたが喜んで参加していただけるような、そんな秀峰会の治療システムをつくりあげたいと思っています。



トイレ掃除の話

十数年前、7年間毎日、患者さまのトイレ掃除をスタッフと一緒にしたことがあります。自分で掃除したトイレは素手でふれても気になりません。心をこめて行なうことがとても大事であることがわかりました。



反対署名の話

昭和56年の病院開設時には5,700名の反対署名の下、地元の大反対があり、足掛け4年間という時間を要しました。平成18年の「楽山」「北辰」の開設時には逆に、23,417名の賛成署名と1日の話し合いでした。
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偏見

精神科病院を知らない人たちは皆、病院にくる実習生、学生、新人の人たちですら、まず最初に「怖い」「危ない」と先入観をもってやってきます。「知らない」=「怖い」=「危険」です。
でも実態は、とても純粋でやさしい人たちです。



間合いの話

私の父親はとても剣道が好きでした。剣道の試合で大切なことに、剣と剣との距離があります。これを「間合い」といいます。
精神科や心療内科の治療においても大切なことに、この「間合い」があります。人と人の距離です。第一段階ではいかに患者さまとの距離を狭めるかを考えます。この距離が縮まらないと治療が困難となります。
「治療者の心」と「患者さまの心」の距離が狭まるとは、いかに信頼をされるかという問題です。治療上、もっとも大切なのがこのことであると考えています。



病名告知

病院を開設してそう日がない時期から、病名告知を比較的積極的に行なってきました。その理由は再入院を繰り返す患者さまがあまりに多いからです。積極的に伝えることで、自分自身で薬を飲む必要性を感じてほしかったからです。



ご家族の協力

再発防止にとても大切だから。
ずっと家族教室をやってきました。



精神科医になった理由

患者さまはもっとも社会的弱者です。そんな患者さまの少しでも手助けをしてみたい。ひとりではたいした力でなくとも、大勢の仲間の力を集めれば、チームワークで医療を行なえば大きな力になるから。
そのうえ、人生経験や治療者として経験を積めば積むほど役に立てるから。



単剤主義

どうやったら飲みたくない薬をのんでいただけるのか?
その答えが「単剤主義」でした。そして、副作用が少ないから。




出発、患者さまにとって便利な病院。そして今は、診療所にとって便利な病院を目指しています。

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